2024年12月22日
本日は ROSSO SCとU14のTRMを行いました。
今回初めてU14の指揮をとりました。U13も含めて15人の選手で4本の試合を行いました。相手はその倍近くの選手が準備しており常にフレッシュな状態だったので、nexoの選手側としてはとてもきつい試合になったと思います。
集合前からの強風で冷えきった体の温まりの程度を感じるために、私も選手に混ざってアップに参加してみました。冬の寒い時期は、アップの際にもう1、2メニュー増やしてみてもいいかもしれません。アップから、タクミをはじめ多くの選手がたくさん声を出して盛り上げてくれました。このような試合に入りやすい雰囲気作りをしてくれる選手はとても大事です。これから増えてくるといいですね。
試合では、強風に加え人数も少なく、あまり好条件ではありませんでしたが、その中でも今選手がもつ力を最大限に発揮できるよう、できる限りの事を伝えました。U14は私からの要求を初めて受ける選手もいたと思いますが、多くの選手がその要求にプレーで答えてくれました。U13の選手の時も感じたことですが、さらに高い戦術適応能力を感じることができました。
はじめの1、2本目は、追い風での試合となりました。得点できる場面が多くありましたが、ラストパスがズレてしまったり、選手同士の考えの食い違いなどが多発し、パスを相手陣地で繋ぐことがあまりできませんでした。追い風を味方にし、試合を優位にすすめることができると予想していましたが、風が強すぎてどちらの味方にもなっていなかったようです。今回は強風でしたが、風の影響はほとんどの試合で起こりうることです。パスやシュートの加減、方向をピッチコンディションによって調整できる器用な選手は、こういった条件をも味方にできる試合で欠かせない存在の1人になります。
向かい風の中での3、4本目は、1、2本目のように後ろでビルドアップをすることは不可能だと考え、相手陣地でのプレッシングからボール奪取し、ゴールを狙うことにフォーカスしました。
3本目、これまでのプレッシングに納得がいかなかったようだったので、相手により圧力をかけるためにも、中盤の選手を1枚前に出し、少し新しい形でのプレッシングを試しました。それぞれの選手に狙い所を細かく伝えましたが、選手たちはその通りにこなしてくれ、更にインテンシティも上がり、相手に強い圧力をかけれたと思います。
しかし、相手からのロングパスに最終ラインは苦しめられ、3失点してしまいました。背後に抜けられるディフェンダーが多かったと思います。もう一度、対応の仕方を見直しましょう。また、時間が経つにつれて疲れからのプレーの雑さがほとんどの選手に見られるようになりました。練習から、この心拍数の中でのトレーニングも必要だと思いました。
何としても今年最後勝って終わりたかったので、4本目では、後半から3-5-2のフォーメーションで得点を取りに行きました。中盤の選手が増えたことで、そのラインでのボール奪取が増え、フィニッシュの数も向かい風の中でしたが3、4倍に跳ね上がりました。得点の匂いが色々な所から感じられ、とてもいい内容になりました。2点リードしたものの、やはり守備のバランスを取るのが難しかったようで、2失点してしまい、引き分けに終わってしまいました。しかし、最後まで前向きにゴールを目指す選手が多く、いい内容になったと選手たちも感じられたと思います。ナイスゲーム!
夏からチームに携わっていますが、この半年で選手たちのたくさんの成長を見ることができとても楽しかったです。年末年始しっかり休んで、更に上を目指せるように頑張っていきましょう!お疲れ様でした。
タクミU14
豊富な運動量でチームに大きく貢献していた。相手陣地では最前線で、自陣では最終ラインまで戻り攻守に参加し、チームにおけるBoxtoBoxの役割を果たしていた。
カナデU13
体を張った守備が印象的だった。ボールを奪ったあとも顔を上げ、よりよい攻撃に繋がるパスを供給できていた。
担当:秋葉